英語の学習モデルを考える(6)4技能型の英語塾

今回考えるのは4技能型の英語塾です。

4技能とは
「読む」「聞く」「書く」「話す」の4つです。

近年議論されている教育改革の中で
英語を使う力を伸ばすために
英語4技能の強化が叫ばれており、
入試でも4技能の評価が取り入れられる見込みです。

英語民間試験の延期など改革が錯綜しているので
今後どうなるかは不確かですが
入試は別にしても
4技能を伸ばすのは理にかなった目標です。


4技能型の英語塾では
基礎も含め全ての分野を扱います。

○語彙
○文法
○リーディング
○リスニング
○ライティング
○スピーキング

全ての分野を扱うので死角はないように見えますが
注意すべき点もあります。

△扱う分野が多い=学習の内容と時間も比例して多くなる

△料金高め&時間長めに設定されていることが多い
 →成果を明確にするために高い基準の課題とテストが設定される
 →ついていくには相応の努力が求められる

パソコン初心者にフルスペックの高価なPCが必要ないように
英語初級者にとってはオーバースペックかも、というのが個人的な意見です。

一気に成長できる可能性もありますが
じっくり基礎に取り組みたい場合は
個別指導など基礎向けの指導を受ける方が効率的です。

ある程度の学習経験を積んだ上で
さらに上を目指すために
充実した学習環境を望む場合はありだと思います。

結局は使い方次第ですね。


[向いている人]

○高い基準目標に向かって相応の努力ができる

○学校の英語じゃ物足りない

○4技能すべてを伸ばしたい


[向いていない人]

△基礎または学校の英語ができていない

△自分に合ったやり方で自分のペースで進めたい


つづく