英語の学習モデルを考える(8)通信教育&映像授業

今回考えるのは通信教育と映像授業です。

紙か動画かという媒体の違いはありますが
双方向ではなく一方向の形態というのは共通しています。

学校や受験に合わせて
作られていることが多いので
扱うのは主に次の分野です。

○文法
○リーディング
○リスニング

教材は良質ですが
書店で購入できる参考書や教材と比べて
大きな差があるわけではありません。
(市販の教材についてはまたいずれ書きます)

わかりやすいメリットは
自分のペースで進められること、
良質な教材を適度な配分で届けてもらえること、
通塾型に比べて安価であること、です。


注意すべき面もあります。

△自己管理ができないとなまけがち
(私が学生の頃、解いたのは2割ほどでした)

△わからない部分を質問できない

△講師からのアドバイスがもらえない

特に学習の全体設計や
自分自身では見えていない問題点などは
通信教育や映像授業では解決するのが難しいです。

映像授業は活用が大きく期待されている形態ですが
映像授業で説明する内容は
学校の授業と同じ内容です。

学校の補完的に使うのはありですが
それ以上のことは期待できないでしょう。

したがって通信教育でも映像授業でも

○個々の知識を伝える
○教材を提供する

この2点に期待して利用するのはありですが
それ以外の部分でのサポートを求める場合は
他の形態を組み合わせることが必要です。


[向いている人]

○良質な教材が欲しい

○学習管理が自分でできる

○自分のペースで進めたい


[向いていない人]

△管理されないとなまけがち

△講師から直接アドバイスを受けたい

つづく