英語の学習モデルを考える(11)1~10のまとめ その1

ここまで様々な学習形態について検討してきました。

簡単にまとめてみましょう。

学校の英語

○基礎を丁寧に教えてくれる
△応用的な実践練習は扱わない
英会話スクール ○応用的な実戦練習が中心
△基礎はあまり扱わない
予備校&受験特化の英語塾 ○良質な講義&教材, 速い進行ペース
△ついていくのが大変&詰め込み学習
多読多聴型の塾 ○実戦的な練習ができる&好きなペース配分
△主体性がないと進みづらい
4技能型の英語塾 ○4技能全てを伸ばせる
△全ての技能を高めるために相応の努力が必要
個別指導&家庭教師 ○自分のレベルとペースに合わせてくれる&質問がしやすい
△講師の能力と相性に左右される
通信教育&映像授業 ○良質な教材を使って好きなペースで学習できる
△学習管理と学習の全体設計が難しい
英語コーチング ○学習のアドバイスをもらえる
△学習自体はすべて自主努力にゆだねられる
独学型 ○好きな素材&好きなペースで学習できる
△何をどう学習すれば良いか教えてもらえない

 

特に大事だと思うのは
ペースやレベル設定の自由度と
学習設計および学習管理を助けてくれるかです。

ペースやレベル設定の自由度が高いのは
一見良さそうに見えますが
必ずしも良いことばかりではありません。
逆もまた然りです。

[好きなペースとレベルに設定できる場合]
○難し過ぎにも簡単過ぎにもならない
✕負荷が低めだと伸びるペースが遅くなる可能性がある

[難しめのペースに合わせて進める場合]
○背伸びしてついていくことで伸びるペースを速められる
✕難し過ぎてついていけない可能性がある


伸びるペースが遅くて受験などの目標に
間に合わないのも困りますが
難し過ぎてついていけなかったら意味はありません。

適切な学習設計ができていなければ
たくさん学習しているのに
無駄が多いのであまり伸びない
という結果に終わる可能性があります。

学習管理に関しては
多くの人が経験的に知っていることだと思いますが
自分一人で学習する習慣を作るのは非常に難しいです。
何らかの形で外部のサポートがあると非常に楽になります。

それではどういう形がより良い形なのでしょうか。

つづく