WPM(分速単語数)と共通テスト英語リーディング
今回はWPM(分速単語数)が共通テスト英語リーディングにどう役立つのかについて書きます。
2022年と2023年の共通テスト英語リーディングの概要は次の通りです。
共通テスト 英語リーディング (80分) | ||
大問1A | メモ・告知 | 約250語 |
大問1B | メモ・告知 | 約350語 |
大問2A | 身近な資料 | 約450語 |
大問2B | 意見文 | 約450語 |
大問3A | 日常の出来事 | 約300語 |
大問3B | 日常の出来事 | 約450語 |
大問4 | レポート/資料 | 約750語 |
大問5 | 伝記や起源 | 約1,000語 |
大問6A | 説明文 | 約900語 |
大問6B | 説明文 | 約1,100語 |
合計 | 約6,000語 |
※各語数は設問部分も含む
本文と設問の単語数をすべて含めて合計6,000語程度です。
6,000語を読むのにかかる時間をwpm(分速単語数)から計算してみましょう。
▸ 75wpmの場合 ⇒ 6,000語 ÷ 75wpm = 80分
▸ 100wpmの場合 ⇒ 6,000語 ÷100wpm = 60分
▸ 150wpmの場合 ⇒ 6,000語 ÷ 150wpm = 40分
日本人高校生の平均は75wpmですが、75wpmだと読むだけで試験時間の80分を使い切ってしまいます。
100wpmなら読むのに60分使う計算になるので、20分設問について考える時間があります。
150wpmなら40分を設問を解く時間にあてられます。
設問は内容の理解度を問うものがほとんどですが、巧妙に作られていて紛らわしいものも多いため、選ぶのに多少の時間は必要です。
高得点を目指すならば少なくとも100wpm以上は欲しいです。
理想を言えば150wpmを目指してほしいところですね。
wpmの伸ばし方は前回書いた通りです。
持っている知識を使う訓練をするだけなので難しくはありませんが、それなりの時間がかかります。
時間短縮のためには適切な方法で適切な素材を使うことが重要です。
もし困ったら多読多聴の入門書を参考にしてみてください。
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