WPM(分速単語数)と共通テストリスニング
今回はWPM(分速単語数)と共通テストリスニングについての話です。
WPM = Words Per Minute (分速単語数)
WPMは読む速さだけでなく、聞く、書く、話すも含め英語4技能の速度の指標として用いられます。
リーディング速度でいえば
▸ 日本人中学生(平均) 50wpm
▸ 日本人高校生(平均) 75wpm
▸ ネイティブ小学3年生(平均) 150wpm
▸ ネイティブ成人(平均) 300wpm
という話は前にしました。
ネイティブの話す速度は160~200wpmと言われているので自然な会話をするには少なくとも150wpmはほしいところです。
共通テストのリスニング放送の速さはおよそ140wpmです。
140wpmは英検2級のリスニング放送と同程度の速さです。
単純な帰結として、リスニングで点数を取りたいなら少なくとも140wpm以上が必要なことは明確ですね。
wpmを伸ばすために確実に効果が見込めるのは本を読みながら朗読音声を聞く練習です。
リーディングとリスニングの力を同時に伸ばしつつ、自分のwpmを朗読音声のwpmまで高めることができます。
もし朗読音声のwpmを上回ったならば朗読音声なしで読むのも良いでしょうし、本のレベルを上げるのも良いでしょう。
アプリなどで速度調整をして朗読音声の速度を速くしたり遅くしたりするのも練習に良いです。
もし素材選びに困ったら多読多聴の入門書を参考にしてみてください。
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