英語の学習モデルを考える(12)1~10のまとめ その2
それぞれの学習形態には
良い面も悪い面もあるので
段階や目標や適性に合わせて
上手に利用することが大切です。
自分に合った学習形態を考える上で
まずは次のように
単純化すると考えやすいと思います。
『英語の伸ばし方=授業+課題学習+自立学習』
ここで「授業」とは学校、塾、英会話教室などの授業を指します。
「課題学習」とは学校や塾の課題のほか、通信教育なども含め、
指示されて自分の意志に関係なく取り組むものを指します。
「自立学習」とはどんなものであれ
主体的に取り組む学習を指します。
(授業や課題学習も主体的に取り組むなら自立学習として考えます)
初級者には学校を含め
授業と課題学習が効果的です。
自分で学習しようとしても
何をすればよいかわからないと思うので
先生の指示通りに学習をするのが良いでしょう。
中級者からは自立学習も大事になってきます。
学習を成功させる鍵は
いかに自立学習を確立できるか
だと言っても過言ではないでしょう。
自立学習ができるようになれば
例えば次のような良い点があります。
○ポジティブな気持ちで学習できる
○授業や課題以外でもどんどん成長できる
○授業や課題で不足している部分を補える
中級者のうちは少しずつ自立学習の割合を増やしていく段階です。
半分は課題として指示されたから取り組むけれど、
半分は主体的に取り組む、
といったように線引きが難しい場合もあるでしょう。
上級者になったら自立学習を中心に進めつつ
自分ではできない部分を授業で補うようにすると良いでしょう。
もちろん授業と課題学習だけで
伸びる場合もありますが
それは少し寂しいし
もったいないと思います。
これに関しては長くなりそうなので
また機会があれば書きます。
そしてそれぞれの段階で具体的に
どの学習形態を採用するべきかについてですが
学習の全体設計を抜きにして
それを考えることはできません。
したがってこれから
英語学習の全体設計について考えていきます。
つづく